黄色ブドウ球菌はヒトの常在菌としても存在しており、健常者からも分離されます。食品中で増殖した細菌が毒素（エンテロトキシン）を産生します。
この毒素を食品と一緒に食べることにより食中毒を起こします。エンテロトキシンは熱や酸に強いため食品の加熱工程により菌が死滅して毒素が残留し、食中毒を起こします。そのため、加工原料だけではなく、各加工段階での黄色 ブドウ球菌汚染を防ぐことが重要です。
黄色ブドウ球菌の検査は、試料乳剤を選択寒天培地へ塗沫しておこないます。黄色ブドウ球菌を疑うコロニーが出現した場合は、確認試験をおこないます。

クロモアガー・スタッフアウレウス

黄色ブドウ球菌選択分離用の酵素基質培地です。本培地上で黄色ブドウ球菌のコロニーは藤色に発色するため、その他の菌と明瞭に区別することが出来ます。判定基準がコロニーの色のみとなっているため、誰にでも簡単に黄色ブドウ球菌と判定できます。

コロニーの画像はこちらをご参照ください。

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・ 試薬のご購入とご使用に際して

パンフレット

クロモアガースタッフアウレウス

マンニット食塩寒天培地

黄色ブドウ球菌選択分離用培地です。黄色ブドウ球菌は培地の黄変をともなう黄色のコロニーを形成します。卵黄乳液を本培地に添加することで黄色ブドウ球菌のコロニーの周囲が濁る卵黄反応を検出することができます。

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卵黄加マンニット食塩寒天培地

黄色ブドウ球菌選択分離用培地です。本培地上で黄色ブドウ球菌はコロニーの周囲が濁る卵黄反応と培地の黄変をともなう黄色のコロニーを形成致します。調製済みの生培地です。

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卵黄乳液

黄色ブドウ球菌選択分離用培地である卵黄加マンニット食塩寒天培地を作製する際に使用する30%卵黄乳液です。マンニット食塩寒天培地に10%添加して使用します。

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スタフィテクトプラス

黄色ブドウ球菌鑑別用のテストキットです。分離培地上で黄色ブドウ球菌疑いのコロニーを20秒で判定することが可能です。抗原-抗体反応を利用したブルーラッテクスの凝集の有無により判定を行うため感度・特異性が高く、また、凝集像も明瞭で判定が容易にできます。試薬が反応カード上に固着されているため室温で保存することが可能です。
「ドライスポットスタフィテクトプラス」は試薬が反応カード上に固着されているため、室温で保存することが可能です。

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関連製品パンフレット

黄色ブドウ球菌検査用パンフレット