JCSSとは、Japan Calibration Service System の略称であり、計量法に基づく計量法トレーサビリティ制度を表しています。
JCSSは、「計量標準供給制度」と「校正事業者登録制度」の2本柱から成り立っております。計量標準供給制度は国家計量標準の指定と、国家計量標準を用いて指定校正機関が登録事業者へ計量標準の供給・校正を行う制度です。校正事業者登録制度は、計量法関連法規及びISO/IEC 17025の要求事項に基づいて校正を実施する技術能力を校正事業者が持っていることを認定機関（IAJapan）が認定する制度です。この制度により、日本では高い値の信頼性を持つ標準液を安定的に購入することが可能となっております。関東化学は国際MRA対応した多種類のpH標準液、金属標準液、非金属イオン標準液及び有機化合物標準液の「JCSS登録事業者」です。関東化学の発行するJCSS証明書にはJCSS標章とともに国際MRA認定のシンボルが付 されております。JCSS標章は国家計量標準へのトレーサビリティの証明であり、国際MRA認定シンボルは値付け結果がILAC/APACのMRAを通して国際的に受け入れ可能なことを示します。